2010年10月13日水曜日

泉鏡花の「歌行燈」について

11月は、桑名を散策し、六華苑で句会をしますが、泉鏡花の「歌行燈」の舞台である饂飩屋と湊屋について、すこし追加しておきます。
(なお、歌行燈については、こちらを参考に。こちらは本文です。)

まず、主人公恩地喜多八の伯父が、芸者お三重を呼ぶ宿の湊屋のモデルが、船津屋。
(左に映っているのが句碑です)
最近結婚式場になったようです。
こんな感じですね。
ですから、中の部屋などを見ることができるかもしれません。

その船津屋の塀の一部に久保田万太郎の句碑があります。
 万太郎が『歌行燈』を戯曲化したとき、その構想を練りに船津屋を訪れ、作中にある「湊屋(船津屋)裏川岸から匐いあがってきて悪戯する獺」に想を発した作品と言われています。
かはをそに 火をぬすまれて あけやすき

桑名でのもうひとつの舞台は饂飩屋ですが、モデルは現「歌行燈」(旧「志満や」)です。
こちらが、歌行燈のホームページです。

なお、諸戸氏庭園については、11月の句会案内にも、リンクを張りましたが、こちらが諸戸氏庭園のページです。

11月の句会案内はこちら。